初診

iPadカレンダーはすごい

リマインドでお知らせしてくれるし、地図でルート確認も簡単

ダメ人間になりそう。

 

さて初めての国立がん研究センター中央病院

大規模病院の洗礼を受けてきた。

 

効率重視のドライな感じ。

症状がない私には放って置かれる気やすさに助けられた。

 

トイレに行くたびに

緊張しいの必殺技『トイレを入った時よりキレイにする』をして

徐々に落ち着きを得る。

これ全員がん患者なんだと思ったら

わたしもone of themにすぎないと開き直れた。

初めての場所では必ずしているルーティーン、さすが。

 

10時30分予約が13時に

2時間半のずれで先生きっとお昼ご飯抜きなんだろうなと思いつつ

10分足らずで終了。

 

主治医に会う前に検査を先に指示され

尿検査

血液採取(7本!!)←迷走神経反射対策で横になって採取

レントゲン

心電図

呼吸検査

入院申込の仮予約

 

診察の時点で血液検査他検査結果が先生の手元に届いており

超音波検査で目視確認しつつ

スケジュールも頭の中で組み立て済みだろうと感じる簡単なやりとりで終わる。

 

よくある症例なんだな。

2センチ以下だとステージ1の初期がん。

ただ部分切除だと放射線治療がセットと聞き

もし全摘なら以後放射線抗がん剤も不要となりそうなら

全摘を選択しようか。

 

その場合、今後男性とお付き合いする可能性が

さらに低くなる。

自分を納得させる練習が今後の課題。

 

針生検の結果はステージ4

最後に私から乳がん確定ですかと尋ねて

思い出したように、ほぼ間違いないないですとの回答。

 

帰宅後、久しぶりの過食嘔吐

気がつかなかったけど、疲れが溜まって緊張の解き方がわからない溜まり方をしていたよう。

 

佐藤さんのこと言えない。

私も、ストレスに無自覚で

身体症状が食欲で現れる。

 

病院のアンケートで既往歴に過食嘔吐は申告せず。

カウンセリングだけで精神科は受診したことがないから

嘘はついていない。

 

でも原因の一つかもな。

 

父や佐藤さんが原因を知りたがるのが不思議だったけど

知ることで、納得して諦める作業をしていたのか。

 

諦める=明らめる

明らかにして、

物語って終わらせること。

終わり Fin  the end

損切り(爆笑)

確かに直視することにイライラするから

苦手なんだとわかる。

 

為末大さんがYouTubeで語っていたことが

今日の私に突き刺さる。

 

 

 

おばけ電球

明日がん研究センター中央病院の初診日

 

有給を取るために1人残業していたところ

頭上の電球がチカチカと消えかかった。

 

何かの前触れか。

亡くなった誰かが来たのか。

霊感のない私には判断のしようもないが

既に亡くなった会社関係の方々を思い出す。

もしかして私もそう遠くない未来に仲間入り?

など無駄に感傷モードを盛り上げて1人妄想をひろげながら

総務部らしくササッと交換完了。

 

まだ症状が出ていなないので未だにがんを信じきれていない。

むしろ明日病院に病人になりいくよう。

 

大きな病院だから今までにたくさんの方がなくなっているだろう。

雰囲気に飲まれるかもしれない。

 

本当に私がんですか?

と聞きたい。絶対言えないけれど。

 

 

御机下

母の精神科入院手続きで見て以来のドクターの紹介状

今度は自分のためにクリニックへ取りに行く。

 

一体何が書かれているのか

すでに告知済みの私にとって分かり切っているが

単なる密使の運び屋で終われたらどんなに良かったか。

 

・・・というのは嘘で

未だもって現実感が湧いてこない。

具体的な身体症状がないために病気の自覚が持てない。

 

統合失調症が病識を持つのが難しいのも

今ならよくわかる。

痛みや外見の傷など五感で認識することで

ふさわしい病人の振る舞いができるし

他人にも説明しやすい。

 

過敏性腸症候群の軽癒に時をおかず

ガンを得て辿り着くのは諦念の境地か。

 

こんな時、文学の一文でも引きたいところだが

残念ながら教養が不足している。

 

明日は5月末日。決算最終日。

黒字決算お疲れ様でした。

長年の請求書未払先を債権放棄で処理できた今

3つの請願もあと一つを残すのみ。

 

今朝佐藤課長と西本課長の会話で今期中のM &Aが成立す見通しで

買収を見届ければ最後の請願もクリア。

 

心置きなく会社を辞められる。

願わくば

 

 

 

残便感

最近排便管理が上手くいくようになってきた。

確率としては6〜7割で残便感がない一日を送れるようになった。

 

これまで10年以上

365日ほぼ毎日、一日中お腹の不快感に悩まされてきた。

 

原因が反り腰であり

前月から始めたスワイショウが最も効いていると確信したのがつい最近。

 

原因を突き止め

有効対策を見つけるまでに10年。

 

そしてやっと希望が見えたと思ったら

乳がん発覚。

 

幼少期から学生時代は赤面症と多汗症

大学生から現在まで過食嘔吐歴20年

死ぬほどではないけれど

健やかさとは無縁な人生を送っている。

 

現在していること

①米を1合以上食べる

スワイショウ(腕振り体操)1時間

 

穏やかな最後を迎えるために

模索を続けよう。

 

 

 

 

 

論理は理性に必ず備わる機能ではない

永井均Twitterより

“内容を語る際の論理それ自体に着目する能力がなければ

議論どころか、思考そのものができない“

 

長年、感情的にならない努力を重ねてきたが

我慢強い人間になっただけだった。

 

穏やかと言われるが

感情の混沌は内に常に渦巻いていて

抱え込みに限界が来ると過食している。

 

論理(内容と形式)は理性に必ず備わる機能ではない。

そして思考は内容と論理を同時に把握して、初めて成立する。

 

感情的にならないは、理性的人間になるための

諸条件の一つでしかなかった。

努力が結果につながらない理由は、理性という機能への理解不足だった。

 

まずは認識した現象を短文かつ平易に組み立てる

作文能力のためにブログを続けることにする。

 

おそらく教養があるということも単純に知っているではなく

言語的単純表現できて初めて身になるのだろう。

 

いつも心に祈りのような淡い思いがあって

それは理性的な人間への憧れだと思ってきた。

 

深い納得を誤差なく表現できたら

明るい気持ちになれるかもしれない

憧れではなく、言語による祈りに代わる瞬間だった。

 

 

 

 

 

みずほ証券解約

みずほ証券ファンドラップを正式に解約

マイナス80万 8%の損

言い方で全く印象が違う。

 

契約から解約までが1年未満だからと

担当に続いて上席からも解約意志の確認があった。

 

夏に手術が決まったのでと押し通した。

まだクリニックから紹介状さえもらっていないが

ほぼ確実の未来で、真実味が伝わったのか

みずほ銀行よりスムーズだった。

 

複数の投資先にまたがるため

解約に半月程度要するとのこと。

 

これで知らないところで上げ下げが無くなる。

一年前の穏やかさが損失確定とともに返ってきた。

 

やはり父のアドバイスは正しかったことが証明された。

 

 

 

 

 

 

損切り

投資信託をすべて解約し

約700万円の損失が確定した。

申し込みボタンを押すまでに何度もためらった。

 

事前にみずほ銀行担当に電話し義理を通した。

アメリ中間選挙には持ち直すとの話だが

今の自分には聞き入れるだけの気持ちの余裕がなかった。

 

下落が続く相場を見たくなくて

Yahooニュースの経済タブさえ避けていた。

現実に向き合えない弱い自分に嫌気が差していたが

その気持ちさえ直視できず

常にバックグラウンドで不安が渦巻いている不愉快さに

蝕まれていた。

 

ガン告知が図らずも

大損している現実に区切りをつけるきっかけとなった。

 

メスによって体を切る前に損を切った。

目に見えない私を守るものたちによって

厄落としとして損切りさせられた気もする。