おばけ電球
明日がん研究センター中央病院の初診日
有給を取るために1人残業していたところ
頭上の電球がチカチカと消えかかった。
何かの前触れか。
亡くなった誰かが来たのか。
霊感のない私には判断のしようもないが
既に亡くなった会社関係の方々を思い出す。
もしかして私もそう遠くない未来に仲間入り?
など無駄に感傷モードを盛り上げて1人妄想をひろげながら
総務部らしくササッと交換完了。
まだ症状が出ていなないので未だにがんを信じきれていない。
むしろ明日病院に病人になりいくよう。
大きな病院だから今までにたくさんの方がなくなっているだろう。
雰囲気に飲まれるかもしれない。
本当に私がんですか?
と聞きたい。絶対言えないけれど。